さてさて、てぬぐい集めて10周年ということで、一人勝手に盛り上がり、いろいろと体験してみました。
せっかくなので、10周年記念企画と名付けて、一つずつ報告したいと思います。
まずはてぬぐい講座について。
けっこう前の話になりますが、今年6月に、D&DEPARTMENT PROJECTの企画「d SCHOOL わかりやすい手拭い」に参加しました。
ー日本橋 戸田屋商店に聞く、手拭い作りと問屋の仕事ーというサブタイトルが付いていて、戸田屋商店の宮川慎一さんにてぬぐいに関するあれこれを教わる勉強会でした。
戸田屋商店さんは、梨園染(りえんぞめ)と呼ばれるてぬぐいブランドを取り扱う、創業140余年(明治5年創業)の織物問屋さんです。
生地の仕入れと図案のデザインを自社で行い、型彫りや染めは職人さんに発注しているそうです。
梨園染てぬぐいには、現代的でユーモアのある図案でありつつ、上品で伝統的な雰囲気があるという印象を持っていました。(個人の勝手な感想です…)
魅力的で思わず目を引く柄が多く、私もいくつか持っています。
柄の数は全部で400種類くらいあるそうなので、ほんの一部です。
勉強会では、てぬぐいの歴史や種類、注染てぬぐいの制作工程などについて、教わりました。
てぬぐいの種類(生地の種類、染めの技法など)については実際にてぬぐいを手に取りながら、注染の制作工程については映像を見ながら、とてもわかりやすく知ることができました。
勉強会に参加して、制作工程が想像以上に分業化され、多くの人の手がかかっていることに驚きました。
1枚1000円や1500円で購入できることが本当に不思議です。
これまで、ただただてぬぐいを集めていましたが、てぬぐいの見方が少しわかったことで、これからのてぬぐい集めがより楽しいものになりそうです。
最後に、おしぼり用に配られたてぬぐい(半分に切ったもの)をお土産としていただき、新たなてぬぐいを2枚買って帰りました。
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